2022年10月の中旬頃、「ハデべ預言者」が家庭連合(旧統一教会)日本信者に向けて、激励の動画メッセージを届けてくれた。
当時は、メディアや世論による一方的な統一教会叩きが激しさを増し、8月末には政府与党である自民党までもが「関係断絶」を表明するという異常な事態に発展していた。家庭連合(統一教会)の信者たちはまさに社会的迫害とも言える苦難の中に置かれ、孤立感と不安にさいなまれていた。
そんな重苦しい空気の中で、家庭連合の純粋な信者ではない一宗教指導者から届いたこのメッセージは、私たちにとって大きな希望となったと思う。少なくとも私自身がそうだった。
本記事では、その貴重なメッセージの内容を要約しながら、私自身が受け取った印象や思ったこと、そして心に残った言葉についてもお伝えしていきたい。信仰を持つ者にとって、困難の中でどのように立ち上がるかという問いに対して一つの答えを与えてくれる内容だったと思う。
サミュエル・ハデべ預言者(Samuel Radebe)は南アフリカ共和国の大宗教指導者。400万人いるとも言われる霊性啓示聖会(黙示録教会)の牧師だが、家庭連合の活動に大変共感され、長年、お母様(韓鶴子氏)に寄り添われてこられている。
ハデべ預言者の激励メッセージの要約
早速だが、国家的な宗教迫害に逢っている日本の食口(家庭連合信者)に対して、2022年10月中旬にハデベ預言者が届けてくれた激励のメッセージは次の通り。大まかに箇条書きで要点をお伝えする。
Youtubeにアップされている動画も一応は見つかるが、公式的に公開されているわけではないので、権利上の懸念も考え、ここでは動画リンクは置かない。ご自身で探して頂ければ幸いだ。すぐに見つかると思う。

- 信仰というのは自分以外の人間が意のままにできるものではない。
- 愛、世界平和、和合というみ言に感激してこの道を歩んでこられた食口にとって、その経験は信仰を守る盾になっているはず
- 人間は自分が信じる何かに従い生きるもの。国民は政府に従っているし、政府が維持される理由は、国民が政府の定めた法律と政策に従っている。人間は何かに従っている状態から脱することのできない存在である。
- 私達は何に従っているのかを明確にするべき。私が進む道が正しい道なのかを霊性を通じて探さなければなりません。
- 家庭連合の祝福家庭として指導者の進む方向が正しいと信じられれば、皆様の信仰をそれ以上説明したり正当化する必要がありません。正しいと信じる道に従うだけで十分なのです。
- 過去にも多様な観点や信念は存在していましたが、言論とSNSの声に拘れば必ず混乱します。
- この混乱の中で選択するのは皆様です。私は堂々と皆様の選択について激励して差し上げたいのです。
- 真実の人になってください。群衆や言論についていかず、世の中についていかないで下さい。
- 自らの選択に責任感を持ち、皆様が進んでいくこの道が正しい道と考えるだけで十分です。
- どうか強く雄々しくあってください。
- 試練には必ず終わりがあります。躊躇しないで前進してください。試練の終わりには勝利がある。皆様は偉大な克服をされるでしょう。
- 私達全員で激励します。頑張ってください。強く雄々しくあってください。
ハデべ預言者の激励メッセージを聞いて思ったこと
ハデべ預言者の日本信者への激励メッセージを聞いて個人的にかなり勇気づけられたし、非常に感動した。私が特に実感したのが次のようなことだ。
- 人は誰かに頼って生きるもの。その頼る人を見つけることが大事であること
(霊性を持って見つける) - 真実を突き詰めていけば、自ずと正しい選択ができること
(報道やSNS等の言論を聞いても混乱するだけだ) - ご父母様の進む道が正しいと信じたのであれば、それを説明することも正当化する必要もない。自らの選択に責任感を持ち正しいと考えるだけで十分。
- 試練には必ず終わりが来る。躊躇しないで強く雄々しく前進すれば必ず克服できる
特に感銘したのは、人は誰かに頼っていいということ。無宗教の人、統一教会に反対する人からすると、「弱いから宗教に頼ってる」「マインドコントロールされている」と揶揄してくることはある。
しかし、それは全く違う。
自分の力で生きていけると思うのは思い違いであって、誰かに頼り、頼られ生きているのが私たち人間だ。
本当に頼ることのできる真理、道を見つけたのであれば、その道に進むことは誇らしいことであり、私達は自分の責任で自らが頼るもの、方向性を選択している。信仰している人は、むしろ強い人だ。決して誰かから洗脳されたり、マインドコントロールされたものなどでは決してない。
悪意な報道や信仰反対の立場の人からの攻撃がここまで続くと、どうしても心が弱くなりがちだ。しかし、自分が進む道が正しいと思ったのなら「頼る」こと。あとは自分の責任において進むだけであり、それについて誰かに説明したり、正当化する必要はない。ということだ。
またどんな試練があっても、必ず試練は超えられるのもの。躊躇しないで進むことが大事だということを改めて思いしった。これほど力強いメッセージがあろうか

確かに、2022年7月以降に家庭連合(旧統一教会)を巡って表面化した諸問題については、一般の教会員としても反省すべき点があり、悔い改めが求められる部分もある。現実に起きている出来事には、何らかの意味や示唆があるのだろう。
しかし一方で、事実を歪めたり、問題を意図的に作り出したりして、悪意をもって攻撃し、世論を煽動する勢力が存在することもまた否定できない。だからこそ、私たちは周囲の声に流されて自分自身を見失ってはならないのだ。
サミュエル・ハデべ氏は、いわゆる家庭連合の純粋な信者というわけではない。それでも彼は、さまざまな国際大会などを通じてお母様(韓鶴子総裁)に寄り添い、平和と信仰に満ちた力強いメッセージを発信してきた。それは、彼自身が信念を持って最良の選択をした結果であり、その歩みに迷いはないように感じられる。
今回のメッセージを通じて、私もその選択と行動の素晴らしさを実感することができた次第だ。
最後に、以下の言葉で締めようと思う。
進む道は自らの意志で選び取る。それが自分の責任であり、誰の言葉にも惑わされることなく信じた道を突き進むこと。それこそが私たちの誇りだ。
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